中医学では、不調や病気の診断に用いるのが、「気・血・水(津液)」という体の生理機能に関する理論です。気(生命エネルギー)・血(血液)・水(津液=身体内における血以外の水分)は、体を構成する3つの基本要素。 三つの要素がバランス良く体内で常に巡っており、それによって心と身体の健康を保っていると考えられています。 気・血・水は、互いに影響しあいながら巡っていますが、中でも大きな役割を果たしているのが「気」です。エネルギーの源の気は運搬役をして血を体の隅々まで送り、水がそれを受けとって各々の場所で働きます。こういった関係が崩れると、健康状態に悪影響がおきるといわれています。

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