• 気 虚(ききょ)タイプ

  • 疲れやすく元気が出ない、無気力

気虚とは体に必要なエネルギーが不足している状態のことです。ストレスや過労が長期的に続くと、気の回復が遅れ、慢性的に「気」が不足した状態となってしまいます。
「気」は、人体の成長、発育、各臓腑・経絡の生理活動、血の循環、体液の輸布などを推動しています。温めたり、防御したり、体液が漏出するのを防いだり、気化するなどという働きがあります。「気虚」とはこれらの作用が「虚」してしまうという事です。
「気」が不足していると、まず現れる症状は疲労や倦怠感。消化器の機能低下やアレルギー、花粉症なども引き起こしやすくなります。つまりエネルギー自体が不足している状態になります。もっとも顕著なのが「何に対してもやる気が出ない」ということでしょう。仕事をする気になれない、外出自体がおっくうだというように、動くこと自体が無気力でなかなか元気が湧いてこないという状態になることが多いといえます。

症 状

  • 疲れやすく元気がでない
  • 活動すると悪化
  • 食欲不振
  • 軟便または、下痢
  • 風邪をひきやすい
  • 声が小さい
  • 汗をかきやすい
  • 冷え症
  • インポテンツ
  • いつもだるく、やる気が起こらない
  • 一晩寝ても疲れがとれない
  • 胃腸が弱い

解説と対策

「気」とは、宇宙を構成する最も重要で基本的な物質であるとされており、中医学では全ての事物は気の運動と変化によって生産されると考えられてきました。人体にとっても健康維持や病気を改善するには欠かすことのできない存在です。気が不足すると、全ての症状に関係していきます。「気」は炭水化物である、穀類に多く含まれています。特にうるち米や山芋・サツマイモなどに多く含まれています。
近年、体重を落とす目的で炭水化物を食べない方が増えていますが、「気」は血を巡らし・水を巡らす働きや臓器を固定の位置に持ち上げる働きなどがあります。表面的には皮膚のたるみなどにも関り、健康で若さを維持する為にも最も大切ですので、しっかりと炭水化物を食べることをおススメします。
体重コントロールが気になる方は、朝とお昼をしっかり食べて、夕食は控えすると良いでしょう。

気 虚タイプのオススメレシピ

  • クリームチーズの紅芋団子

  • 黒豆黒米飯

  • かるかん

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