体内をめぐる「水」が足りていなく、体に潤いがない状態です。水(津液)を含め、体に必要なうるおいを表す「陰」は、加齢とともに不足しやすくなります。「陰」が不足すると、のどが渇きやすく、汗もかきやすくなります。体を潤し熱をさます働きのある水がないので、熱によるのぼせや口の渇きを感じる人も。 また皮膚に乾燥感があったり、からぜき、便秘傾向があります。
身体を潤したり、クールダウンさせる働きが弱い証が陰虚。
特徴としては、午後になると熱っぽくなり、顔のほてりなどを感じたり、夜の寝つきが悪くなり、寝汗をかくのも特徴的、また五心煩熱といい手のひら足の裏が熱くほてりを感じるのも陰虚の症状のひとつです。更年期や高齢者に多い症状でもあります。
食生活では、辛い物や温性の食材の食べ過ぎに注意し、身体を潤す食材として山芋やクコの実などを普段の食生活に取り入れることをお勧めします。
陰虚は、ドライマウスや目の渇きなど、草花で言えば、根の部分が乾き枯れ木の枝葉が枯れ始まるの似たような症状です。しっかり身体の根を潤うすような食材を食する事がおススメです。山芋が私の一押し。沖縄では、11月あたりから収穫できる大きな山芋があります。粘りも強く生命力を感じる沖縄食材です。
クルミとクコ菓子
山芋のスフレ